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データをクラウドに置くべき、もう一つの理由2018年05月29日 19:44

最近では、有料・無料さまざまなクラウド・ストレージ(データをクラウドに保管するサービス。Dropbox 、 Onedrive 、G-drive 、iCloud などが有名 )があって便利だ。以前はPCを新しくする度に、LAN経由かカードやスティック型のメモリを介して、まず旧PCのハードディスクにある膨大なファイルを新PCのハードディスクにコピーしなければならなかった。今ならクラウドにアクセスすればいいだけ。つまり以前は情報が端末機器に局所化されていたのが、現代では情報が端末機器と独立して存在できるということだ。出張するときには、昔なら必要なファイルをノートPCかUSBなどメモリに入れて持っていかなければならなかったが、今なら手ぶらで出かけて出張先のPCからファイルをダウンロードすればいい。

これは、組織で共同作業(一つのファイルを使い回すなど)するときも同じこと。以前ならファイルを所有する他人のPCに潜り込む必要があったが、現代ではクラウドの共有部分にアクセスすれば望むファイルを手にすることができる。

大きなファイルを圧縮してメール添付で送るなんて、すでに時代遅れだ。クラウドの共有フォルダーに入れて、そのURLだけをメールで通知すればいい。

このように、クラウド・ストレージは他人との共有や自分との共有(事務所にいる自分と出張先の自分、旧PCと新PCの共有)に強さを発揮する。

ところでクラウド・ストレージには、もう一つの重要な視点がある。ノートPCのハードディスクに重要なデータを入れて車で移動していたとしよう。さらにノートPCを駐車場の車中に置いたまま、昼食をとっていたとしよう。もしこのときノートPCが盗難に遭ったなら、それはノートPCだけではなく重要なデータも一緒に盗まれたということになる。そのデータがネットにでも流出したら・・・。実際、このような事件はときどきニュースになっている。これは、データを端末機器に局所化していたところが問題なのだ。

データがクラウド上にあって、ノートPCのハードディスクには何も入っていなければ、盗まれるのはノートPCだけでデータは保護される。もちろんクラウドにアクセスするためのIDやパスワードは厳重に管理されていることが前提だ。そこが守られれば、ノートPCを買い換えるだけで被害は最小限に抑えることができる。わかりやすく言えば『ハードディスクやメモリにデータを入れて持ち歩いてはいけない』。

ひとつだけ実務的な注意がある。クラウド・ストレージにはPCと同期化するものがある。設定で非同期にすることも可能だが、作業の生産性から同期されていたほうが便利なことも多い。タブレットは基本的に同期化されない。つまり、その都度ファイルをダウンロードして、作業が終わればアップロードしてファイルを消してしまう。そのため持ち歩くには、もっとも安全な端末である。

クラウドというと、すぐにセキュリティ・リスクの話しになるが、じつはハッキングなどのリスクよりも上述の盗難や紛失リスクのほうがずっと危ないのだ。

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